3人の男たちから読み解くポロシャツの起源

2025年の春夏は、ポロシャツのトレンドが気になります。ところで、みなさまはポロシャツの歴史についてどのくらい知っていますか?私は、バイト先やファッション誌で知った知識があったはずなのですが、ほとんど思い出せません・・・。そこで、これを機に調べてまとめることにしました。まずは、ポロシャツに関係のある3人の男たちを調べてみました!

 

ルネ・ラコステ

その昔、テニスプレーヤー達はワイシャツのような長袖シャツを着てプレーをしていました。

1927年、世界一のテニスプレーヤーになったルネ・ラコステ。テニスが上手でおしゃれなラコステは、動きやすいように袖をカットして半袖にします。

引退後、ポロの選手のユニフォームの素材に注目し、快適な素材を取り入れたスポーツウェアを作ります。1933年、正式にフランスのブランド「ラコステ」を立ち上げファッション界に進出。ワニのロゴは、ルネ・ラコステのニックネーム「ワニ」が由来です。

 

フレッド・ペリー

次に、19歳で卓球世界チャンピオン、その後、独学でテニスに移行したフレッド・ペリーの話。

1934年から1936年、ウィンブルドン選手権を3連覇。選手引退後は、スポーツウェアのブランドを立ち上げます。ブランドロゴのローレルリースはギリシャ神話のアポロン神に由来すると言われています。

1952年、真っ白なテニスシャツのM3をフレッド・ペリー自身がロッカールームで選手たちに配ります。瞬く間に人気爆発!

動きやすくて速乾性もあり、しかもスタイリッシュなポロシャツは1950年代後半にモッズたちにも大人気。若者達がお金を貯めて買いたい服になりました。

 

ラルフ・ローレン

1967年、引き出し一つからビジネスを始めたラルフ・ローレン。ブランド名はPolo。彼のインスピレーションは、ときめきとロマンス。

カラーバリエーションが豊富で、憧れの象徴であるポロプレーヤーがついたポロシャツを発売したのは1972年のこと。

その後、40年以上経った2017年、重要な衣服としてMoMAに常設されることになりました。2022年にはポロシャツの歴史がぎっしり詰まった『Ralph Lauren’s Polo Shirt』というハードカバーの書籍も出しています。

 

まとめ

ポロシャツは1930年頃にラコステが発明。1950年代にはいると、フレッド・ペリーのポロシャツ(テニスシャツ)が大ヒットし、50年代後半からはモッズたちにも愛されるアイテムに。しばらくして、1972年にラルフ・ローレンがポロプレーヤーがついたポロシャツを発売。

ベネトン一族についても気になったので、いつか記事にしてみたいです。

ところで、ポロシャツというネーミングですが、初期の頃はポロシャツとは呼ばれていなかったようです。

では、いったい誰が名付けたのでしょうか?なんと、ミズノの公式サイトにポロシャツがミズノがつけたネーミングと書かれていました!ソフトボール部の時に、ミズノのグローブを愛用していたので、とても嬉しくなりました。

それでは次回もお楽しみに♡

参考文献

ラコステ公式サイトフレッド・ペリー公式サイトラルフ・ローレン公式サイト、ミズノ公式サイト