【健康】サーチュイン遺伝子(長寿遺伝子)の本来の役目とは?

今回はイラストのお仕事でも多くなってきたサーチュイン遺伝子(長寿遺伝子)について一番分かりやすかったお話をご紹介します。それは、去年の『PHPからだスマイル』池田清彦先生の連載、第63回のお話です。わたしも何となくそんな気がしていたことが明確になりすっきりしました!それでは、サーチュイン遺伝子にまつわる挿絵と一緒に先生のお話を要約させていただきますね。

遺伝子についての基礎知識

まず、遺伝子について押さえておきたい基礎知識。

人間の遺伝子は約2万個。

細胞によって働く遺伝子が違い、しかも2万個のうち、ごく一部の遺伝子だけが働いています。

「遺伝子が働く」という意味は、「遺伝子情報に基づいてタンパク質を合成すること」です。例えば、肝臓と膵臓は、働く遺伝子が違うので見かけも機能も変わってきます。

余計な遺伝子が働くと、肝臓を作るのに膵臓のタンパク質が合成されてしまいます!そうならないように見張って調整をしてくれているのがサーチュイン遺伝子(長寿遺伝子)です。

カロリー制限や断続的絶食で長生き?

サーチュイン遺伝子を活性化すれば寿命が伸びるのでしょうか?その点については、必ずしもそうではないそうです。活性化するといわれるカロリー制限や断続的絶食について、先生はこうおっしゃっています。

その程度のことだと活性化するといってもたかが知れているから、寿命が伸びるまでの効果があるとは思えない

『PHPからだスマイル12月号』「生物学者の僕が健康について考えてみた」

特定の遺伝子の働きだけ極端に活性化されると、ほかの遺伝子に悪影響を与えることが頻繁に起こっています。長生きは、生まれ持った遺伝子の総合力で大半が決まる、簡単にコントロールできるようなものではないそうです。

だから余計なことをせず、気楽に生きたほうがいいですよ、というお話でした!

長寿についての感想

以前、わたしは体験漫画のお仕事で、長生きできるというNMN点滴をしたことがあります。記事はこちらです。

NMNは長寿遺伝子を活性化させる成分で日本で発見されました。今のところ高額なものですし、続けないと効果を得られないので、今後どうなるのか様子を見ることにしました。

さきほどの池田先生のお考えも気になりますし・・・。

まとめ

池田先生のお話のよかったところは、専門的なお話がとても分かりやすくて、余計なことはせずに気楽に生きる方が健康的、とまとめてくださったところ!

詳しくは『PHPからだスマイル12月号』の「生物学者の僕が健康について考えてみた」をご覧ください!68ページからです。

わたしがファッションに求めることも「気楽さ」の割合が多くなってきて自分でもびっくりしています。それでは、次回もお楽しみに♡