今年の北澤八幡さまの例大祭まであと1週間。実は、毎日お稽古しながら、ずっと気になっていたことがありました。それは、みなさまに去年の奉納舞のご報告がまだだったこと・・・。あっというまに1年もたってしまいましたが、暑い中お越しいただき本当にありがとうございました!それでは、大変おまたせしました。令和4年の奉納演芸『江戸土産』をお楽しみください♡
演目は初挑戦の『江戸土産』を舞いました。地唄『江戸土産』は、1813年に江戸から帰ってきたときに中村歌右衛門の七変化所作事「慣ちょっと七化」から生まれた舞です。吉村流の師範の試験は『江戸土産』ですので、10年ほど前に吉村古ゆう先生にわたしも教えていただきました。上の写真は、在原業平から弁慶に変わるところです。
大道芸の越後獅子の子供が笛を吹いているところです。美空ひばりさんの『越後獅子の唄』を親戚のおばさんがよく歌っていたのを思い出します。
こちらも越後獅子です。両腕を大きく回すのですが、妹に「仮面ライダーみたいだった!」と喜んでもらえました。『江戸土産』は地唄舞の中でもダイナミックな動きが多いので体力もいりますが、やりがあいのある演目です。着物にも扇子にも七変化のどの役も即いてはいけないので、紫の色無地にしました。帯はゑり善さんのオリジナル、七宝柄の袋帯です。紫はわたしの名前の吉村紫月から、七宝は七化をかけてみました。
かわいい姪っ子ちゃんが毎年、見に来てくれます。これまでの記録はABOUTからご覧いただけます。
1週間後の今年の奉納舞は、9月2日(土)18時からです。詳細はこちらになります。みなまさにお会いできるのを楽しみにしております♡