6/14に発売された『私はスカーレット』は、『風と共に去りぬ』を林さんが超訳されたリメイク小説です。わたしはプロモーション動画イラストを担当させていただきました。とても面白くて素敵な本なので、さっそく誰かにプレゼントしたいです♡
さて、わたしが『風と共に去りぬ』の文庫本を読んだのは高校生の時です。母からの誕生日プレゼントでした。小さな文字の小さな文庫を全5巻は読むのが難しそうで、でも挑戦してみたい好奇心を抱えながら途中何度も中断しながらも最後まで読んだ時の達成感を今でも覚えています。母は、高校生の時に読んで感動したそう。その後、映画も素晴らしかったと興奮して勧めてくれました。わたしも母譲りのヒステリータイプのせいか、スカーレットが自分と重なりました。全5巻読んだ後、映画が名古屋で上映されたので飛んで観に行きました。ちなみに、ヒステリーではない妹は、母からこの本をもらっていないと思います。
次にスカーレットと出会ったのは、32歳の誕生日。男友達がDVDを誕生日にプレゼントしてくれました。DVDケースの中に、今読み返しても素敵なことが書いてある英語のメッセージカードも入っていて、おしゃれなプレゼントだなって思いました。わたしがスカーレットみたいだったので、その友達を怒らせてしまって以来、彼は消息不明、、、。でも、どこかでひょっこり会えそうな気がしています。
そして、52歳の現在、またスカーレットに会えました!林さんの新刊、『私はスカーレット』のプロモーション動画のイラストを担当させていただくことになり、林さんのお原稿を息子に全部、朗読してもらいました。なぜ、朗読かというと、そのとき、持病の目の出血で小さな文字が読めなくなってしまったから。(今は、治療のおかげで読めるようになりました!)
林さんのお話は本当に面白くて展開が早いので、ふだん小説を読まない息子も夢中になりました。躍動感あふれる朗読を毎日少しずつ録音してLINEしてくれました。わたしは久しぶりにスカーレットが乗り移って元気がでました。イラストも、元気で可愛くて、たくましいスカーレットを描くことができました。
いちばん力を入れたのは、有名なグリーンのドレス。新潮文庫の表紙のスカーレット、映画のヴィヴィアン・リーの衣装、宝塚の衣装と、最後にバービーの衣装をミックスしました。困ったことは、またヒステリー気味になってしまい、周りの人たちを凍り付かせてしまったこと・・・。
完成した『私はスカーレット』の登場人物のイラストたちが動く姿は小学館さんのサイトでもご覧いただけます。2分であらすじが分かるので、ぜひ、何回も観てくださいね♡
林真理子さんの「あとがき」も全文掲載されていて、林さんと大地真央さんの対談映像も素敵でした♡林さん、編集さん、動画を作ってくださったみなさま、ありがとうございました!
おうちカフェ。鈴木久美さんの装幀と千回博美さんの装画にもうっとりです♡